INTERVIEW

盤石の事前準備でスムーズな施設管理を実現

平成11年4月 採用

岩山 勝幸

香川大学施設環境部施設企画課

仕事の内容

大学の施設が有効に活用されるためのマネジメントや、施設整備を行うために文部科学省に提出する予算要求書や各種調査資料の作成を行っています。また、他大学や官公庁からの依頼を受け、施設関係の調査などにも対応します。その他、学内の省エネルギー対策も仕事の一つです。エネルギーを省力化するための施設運営の検討や、環境に配慮した取り組みをまとめた報告書の作成を行っています。

上司・先輩・同僚

上司や先輩から仕事への責任感を教わり、同僚からは事前準備、そして連携の重要性を学びました。例えば調査報告を行う際は、調査の段取りを綿密に計画したり、複数人でデータをチェックしたりすることで、短期間でも正確な情報を把握できます。新社会人の頃は一人で全てしなければと気負っていましたが、今では周囲と協力して丁寧に仕事を行うことを心掛けています。私も後輩へとこの学びを伝えていきたいです。

Q&A

仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
最小限の手間で最大限の成果を上げることが重要だと考えており、できる限り業務の効率化を図っています。毎年報告している資料のデータ処理はエクセルなどのソフトを使用し、マクロや関数を組んでいます。そのおかげで、計算の不得意な自分が手動で行うより速く、正確な資料を作成できるようになりました。多少時間がかかっても最初に仕組みを整えれば、次回以降の手間の軽減につながります。そうして捻出した時間を、他の業務に活用しています。
職場の雰囲気づくりのために意識していることは?
各自が無理なく働きながらスキルアップできる職場を作りたいと考えています。そのためまずは好きなときに休暇が取れるよう、特定の人にしかできない仕事を無くし、皆でフォローできる体制を整えています。また他愛のない会話の中にもそれぞれのスキルアップにつながる情報があるかもしれないと考え、何でも気軽に話せる雰囲気づくりに努めています。加えて、部下が帰りやすいよう、率先して定時に退勤するようにしています。

業務の流れ

施設企画・マネジメントに関する業務の流れ

4月

施設実態調査報告

大学施設の使用状況を調査し、今後の整備計画の基礎となる「施設実態調査報告書」などを作成のうえ、文部科学省へ報告します。前年度のエネルギー使用量に基づき、省エネルギー対策の資料作成なども行います。

6月

施設整備概算要求

大学の研究機能の強化や誰もが過ごしやすいキャンパスづくりのため、施設整備の準備をします。各部局へヒアリングを行い、取り組みたい整備と費用見積もりを記載した施設整備概算要求資料を文部科学省へ提出します。

9月

環境報告書を作成

大学が自然環境に与えた影響や環境に配慮した取り組みを説明する、環境報告書を作成します。作成にあたり、キャンパス内でのエネルギー使用量や、大学で行われている環境関連の教育・研究などを調べます。

1月

予算要求資料を作成

次年度行う予定の施設整備に向けて、必要な申請資料を作成します。また、次年度の施設実態調査報告資料を作成するために、各部局に施設の点検を依頼します。